FAXの種類
複合機の機能として付加できるFAX機能。普通に電話回線を掴んでFAXの送受信をおこなう機能からインターネットの回線を掴んでパソコンへ送信する機能、またIP回線を使い送受信料を無料にする機能など機種によってFAXでできる機能は異なっていきます。ここではそれぞれの機能のメリットを紹介しますのでご参考にお使いください。
G3、スーパーG3、G4 FAX
電話回線を使って文書や画像を送受信するファクリミリ(ファクス)の規格。ITU-TS という団体によって標準化された国際規格になります。
G3:アナログ回線に対応したもの。A4判原稿を1枚転送するのに約6秒程かかります。 解像度は 200 dpi ×200 dpi。
スーパーG3:アナログ回線に対応したもの。A4判原稿を1枚転送するのに約3~4秒かかり、現在ほとんどのFAXがスーパーG3 FAXに対応しています。 解像度は 200 dpi ×200 dpi。
G4:ISDN回線に対応したもの。A4判原稿を1枚転送するのに約3秒でできるが、スーパーG3に比べ普及はしていない。 解像度は 400 dpi × 400 dpi。光回線には対応していない。
IP-FAX(IPアドレスFAX)
IPアドレスを利用して通信をするFAX。原則として同じメーカーの機種間でFAX番号の代わりにIPアドレスを指定して利用します。VPNを組んでネットワークを利用するのでセキュリティ面においても強いです。
メリット:”通信費がかからない”、”通信速度が早いので複数枚同時に送受信可能”、”プリンターと同等な600dpiという高画質印刷”
デメリット:”同メーカーのIPFAX対応機種をそろえなくてはならない(他メーカー同士で使用すると、動作保証ができない)”、”固定IPなどのインターネット環境を整えなくてはならない”